「英語で日記を書くと勉強になるって言うけど、ほんとなの?」
「英語で日記を書いてみたものの、正しく書けているかどうか分からない。」
英語日記を毎日書き続けることで、リーディング、ライティング、スピーキングの3つの技能で効果を発揮することができます。
本記事では、英語学習に効果のある英語日記の書き方について、ポイント6点を解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
- どうやって英語日記を書けばいいのか分からない!
- 英語日記に挑戦するけど、毎回長続きしない!
- 英語日記の無料と有料アプリ、どっちがいいのか分からない!
英語日記の書き方、6つのポイント
- 毎日書く
- 文字数の上限を決めて書く
- 分からない単語、表現はネットでガンガン調べる
- 単語の正しい使い方、コンテクストを例文で確認する
- 身近なネタを使って書く
- 覚えた表現は何度も使って記憶に定着させる
Contents
英語で日記を書く際のポイント
英語で日記を書くとなると、あれこれ難しく考えてしまいがちです。しかし文章を書き始めないことには何も始まりません。一行か二行の短い文でも構いません。まずは手を動かしてみましょう。
毎日書く
英語は使わなければ、どんどん忘れていきます。忘れていくほど、頭の中で行う英日、日英の変換スピードがどんどん衰えていきます。英会話の場面で、言葉に詰まってしまうことが多くなります。
英語日記を書くことは、頭の中で英語を使って考えるトレーニングになります。毎日、短時間、少しずつでも取り組むことで英語力と、英語に対する「慣れ」を鍛えましょう。
文字数の上限を決めて書く
英語日記はダラダラ書く必要はありません。むしろ150~200ワード以内で書ききるようにしましょう。
文字数制限のあるTwitterを使用している人なら分かると思いますが、自分の言いたいことを決められた文字数で表現するのも一種の訓練になります。むしろ制限があるからこそ、ムダをそぎ落としてシンプルな表現を作ることができるようになります。
分からない単語、表現はネットでガンガン調べる
分からない単語や表現が出てきたら、ネットでググりましょう。単語や表現を調べるのにネットを使うことは全然、悪いことではありません。ネット上には無料で使える辞書がたくさんあります。
わたしは適切な表現を探すのにWeblioを使います。多い時で一日に10数回は使っています。もしかしたらそれ以上、検索しているかもしれません。無料で使えるので仕事で使う際にも重宝しています。
単語の正しい使い方、コンテクストを例文で確認する
分からない単語はネットで調べてOKですが、その時に単語が使われている例文を確認するようにしましょう。
例えば、Weblioで「退任する」で検索した例文を見てみると、いくつかの単語を使った表現が出てきます。
- outgoing
- step down
- resigne
- retire
A handsome present was given to the outgoing president.
退任する学長にりっぱな記念品が贈呈された。
He rejected an oral request to step down.
彼は退任するようにとの口頭での要求を断った。
In 1875, he resigned as Governor of Kyoto Prefecture.
明治8年(1875年)、京都府知事を退任する。
Ferguson is retiring after managing the team for almost 27 years.
ファーガソン監督は27年近くにわたってチームを監督し,退任する。
(出典:いずれもWeblio辞書より)
同じ「退任する」でもoutgoingは形容詞、それ以外は自動詞として扱われているのが分かります。
これはほんの一例ですが、英語日記を書くときは、調べた単語が使用されている例文を確認し、適切と思われる文脈(コンテクスト)の中から最適な単語を選んで使うようにしましょう。
身近なネタを使って書く
基本的に日記のネタはなんでもOKです。自分の興味があることや身近なネタを選んで書くようにすれば、英語での文章も書きやすいですし、分からない単語も興味を持って調べることができます。
どうしても書くネタが思いつかない時は、ニュースの要約を書いてみるのもおススメです。政治、経済はもちろん、文化、芸能、スポーツ、どれを選んでもOKです。
覚えた表現は何度も使って記憶に定着させる
英語力を向上させるためには、以下のステップを踏む必要があります。
英語力向上のステップ
- 調べる
- 覚える
- 活用する
このループを数多く繰り返すことが必要です。
そこで、次の点を意識して英語日記を活用しましょう。
注意ポイント
- 調べた単語の例文を丸ごと暗記する
- 覚えた単語や表現(例文)を、いろんな機会に使ってみる
日記を書く際に調べた単語、英文は、一度WEBで調べて使っただけでは頭に記憶として定着しません。英文を丸ごと暗記して、会話やメールなど実際のシチュエーションで積極的に使ってみましょう。
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英語日記を継続するための工夫
そうはいっても、英語日記を毎日コンスタントに続けていくのは大変です。多くの人が途中で挫折して、日記を書くのをやめてしまいます。
英語日記が続かない理由
- 自分で書いた英文が正しいのか分からない
- すぐに飽きてしまって、長続きしない
- 誰からもフィードバックがもらえない
英語日記を継続するためには、ちょっとした工夫が必要です。自分の書いたものにフィードバックを得る方法として、以下の方法があります。
フィードバックを得る方法
- TwitterやInstagramなどSNSを使って発信する
- 双方向型の無料アプリを活用する(Engly)
- 有料の英文添削サービスを利用する
TwitterやInstagramなどSNSを使って発信する
もっとも手っ取り早いのはTwitterやインスタを使って英語で発信する方法です。自分が発信したものに「いいね!」がつくとテンションが上がり、やる気がでます。
ただし、この方法だと「あなたの文章の、ここを、こんな風に直したほうがいいですよ。」という、英語の文章に対する確実なフィードバックは得られません。
また、誰からも何も反応がもらえないこともあります。
双方向型の無料アプリを活用する(Engly)
相手からのフィードバックを無料で得るという意味では、”Engly”というアプリが存在します。
ただし、こちらは英語日記というより「無料の英会話」アプリと言ったほうが近いです。ネイティブスピーカーではなく、世界中の英語学習者がユーザーとして集まっています。
ただし、Englyは自分が書いた文章の添削を目的としていません。あくまで、学習者どうしが、英語で気軽に会話を楽しむことが目的になっています。
有料の英文添削サービスを利用する
書いた日記をネイティブスピーカーにチェックしてもらえる。正しい英文に添削し、コメント付きでフィードバックがもらえる。そのもっとも確実な方法は、有料の添削サービスを利用することです。
有料アプリと無料アプリの違いは主に以下の点です。
- ネイティブに添削してもらえる
- 修正点に対してコメントがもらえる
- 修正された内容について自分から質問ができる
無料アプリを使えば、海外の人と英語を使ったやり取りができます。
しかし文法的に正しい英文が書けているか。正しいコンテクストで使えているか。そういった細かい点まで無料アプリでは確認してもらうことができません。
その点、有料アプリを使えばネイティブスピーカーによる英文添削が受けられるので、自分では気づきにくい英語の時制や前置詞といった細かい間違いまで修正してもらえます。さらに修正点を、ネイティブのコメント付きで教えてもらえます。
友達同士のなんとなく正しい、なんとなく通じるレベルの英文から脱却し、英語力をさらにブラッシュアップしたい方には、有料アプリの利用をおススメします。
有料の英語日記添削サービスには、ネイティブと交換日記ができる「NEW」や、英文添削サービスの「IDIY(アイディービジネス)」などがあります。
ネイティブとの交換日記「NEW」(有料)
英文添削サービス「IDIY」(有料)
まとめ(【英語力を伸ばす!】英語日記の書き方6つのポイントを解説)
ここまで英語日記を書く際のポイント6点について解説してきました。
英語日記の書き方、6つのポイント
- 毎日書く
- 文字数の上限を決めて書く
- 分からない単語、表現はネットでガンガン調べる
- 単語の正しい使い方、コンテクストを例文で確認する
- 身近なネタを使って書く
- 覚えた表現は何度も使って記憶に定着させる
英語日記を毎日、短時間でも継続することによって英語力を向上させることができます。ムリせず、楽しんで日記を書くことが毎日続けるための秘訣です。楽しみながら、コツコツと英語力をブラッシュアップしていきましょう!