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「世界の最新ニュースを英語で手に入れたい!」
「英語の勉強として英字新聞を読んでみたい!」
自分の英語力を向上させつつ世界の最新ニュースを手に入れたい。そんなときに役立つアイテムが英字新聞です。
しかし英字新聞といっても、記事の専門性や読者層によって内容は様々です。ひょっとすると、その中のどれが自分の英語力向上に役立つのか分からない!と思っている方がいるかもしれません。
そこで今回は、現役ビジネスマンであるわたし、ミナトが日常的に活用している英字新聞5つを選び、読者タイプ別におすすめポイントをまとめてみました。英語力強化に英字新聞を活用したいと考えている方は、是非参考にしてみてください!
Contents
英字新聞の難易度はどれくらい?
購読者数の多い米国3大紙はネイティブが日常的に読む新聞だけあって記事の質も高く、読解の難易度は非常に高いです。そのため記事内容によっては、例え英検1級やTOEICスコア満点を持っていても、一回読んだだけで内容を100%理解するのは難しい場合があります。
米国3大紙など海外発の本格的な英字新聞を読むのはさすがにしんどい。そんな人には、より平易でとっつきやすいThe Japan Times Alphaのような英字新聞も存在します。
The Japan Times Alphaは対象とする読者層が英検2級以上、TOEIC 600点以上なので、語彙力レベルとしては5,000語以上、ということになります。
英字新聞の読みやすさは何で決まる?
記事内に使われている単語の難易度によりますが、記事は短ければ短いほど(ワード数が少なければ少ないほど)読みやすくなります。逆に長くなればその分の読解力と時間が必要となり、読みづらくて難しいと感じるようになります。
ワード数で見た場合、Wall Street JournalやWashington Postがだいたい800〜900ワード。わたしの場合、企業情報、経済動向など仕事に関係する内容の記事であれば6~7分で読めています。ちょっとしたすき間時間、通勤の移動時間に1記事が読める。そんな感覚です。
一方、これがNew York Timesになると、そう簡単にはいきません。記事のボリュームが増え、1記事あたり1,200~1,800ワードになります。わたしの場合、New York Timesを1記事読むのに15分ほどかかります。その分、中身の情報は非常に濃いと感じています。なのでNew York Timesの記事を読むときは、15分以上の時間を確保して読むようにしています。
なお、英語学習者向けに特化したThe Japan Times Alphaの場合、1記事あたりのワード数は200前後と、Wall Street JournalやWashington Postの約1/4。圧倒的に読みやすい分量です。しかも各記事には日本語訳がついています。
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英字新聞の購読料はいくら?
各社それぞれ料金体系がありますが、購読料の最安値はWashington Postです(22年8月現在)。契約1ヶ月目は無料、2ヶ月目から毎月4ドル(520円)。あるいは年額29ドル(3,770円)一括払いというオプションもあります。一括払いを月額に換算すると2.64ドル(343円)です。これは価格を下げても購読者数を増やしたいWashington Postの狙いがあると思われます。
逆に購読料の最高値はFinancial Timesです。1ヶ月目はトライアル期間として400円で購入できますが、2ヶ月目からは毎月8,000円(いつでも解約可能)に上がります。あるいはトライアル期間なしでいきなり年額一括払い(50,000円)の契約オプションもあります。これを月額に換算すると、1ヶ月4,167円です。
なお、The Japan Times Alphaは日刊紙ではありませんので、記事の更新は一週間ごとになります。3ヶ月分をまとめて支払う契約を月額に換算すると1,024円(税込)になります。
どの英字新聞を読んだらいいのか?
タイプ別おすすめ英字新聞5選
「自分の英語力向上を目指して英字新聞を活用する。」
「世界で起きている出来事を英語で学ぶ。」
それぞれの目的に応じたおすすめの英字新聞をご紹介します。
おすすめ① Wall Street Journal
企業、経済動向など、ビジネスに関する情報を英語で収集したいビジネスマン向け
同紙の主な購読者層はその名の通りビジネスパーソンが多く、金融、経済、企業情報がとても充実しています。記事内容や紙面構成など、個人的には日本の「日経新聞」にとても似ていると思っています。
プッシュ通知で配信されるニュース内容も、日経新聞の速報記事とほぼ同じことからもそう感じます。過去にわたしは日経新聞の電子版を購読していましたが、主なニュースがWall Street Journalと重複するので、日経新聞の方を解約してしまったほどです。
同紙の記事は800~900ワードと比較的読みやすい分量のものが多いこと、ビジネスマンに取って身近な経済関係のネタが豊富なこと、図表などを多用しており英語で読んでも分かり易い構成であることが特徴になっています。
おすすめ② New York Times
米国内で起きている幅広いジャンルのニュースを学びたい英語上級者向け
購読者数がすでに1,000万人を超え、米国内でもリベラルな記事を書く新聞として影響力を持つことで知られています。そのため記事の質は高く、ワード数でも1,200~1,800とかなりの分量があります。
英語上級者であっても、New York Timesの記事を最初から最後まで読み切るには相当なパワーが必要です。逆に言えば、英語の読解力を鍛えるにはもってこいの素材と言えます。自分の英語力を試してみたい、鍛えてみたいという上級者に挑戦してもらいたい新聞です。
おすすめ③ Washington Post
複雑な米国の政治動向を英語で学びたい人向け
米国内の政治に関心がある人で、英語力を鍛えたい人に向いています。同紙はかつてウオーターゲート事件を報道した伝統ある新聞社。2013年からアマゾンの創業者であるJeff Bezosがオーナーとなり、最近はミレニアル世代の若い読者を獲得しようとしているようです。
英語としては記事の分量がWall Street Journalと同様、800~900ワードなので比較的読みやすい部類に入ります。紙面構成もすっきり見やすく工夫されています。
また、先にも述べましたが購読料が他紙と比べて安いのも特長です。この辺りにも、同紙の若者を取り込む狙いがあるのかもしれません。
おすすめ④ Financial Times
欧州の視点からみた経済動向を英語で学びたい人向け
同紙は英国の新聞社です。2015年に日本の日経新聞に買収されました。同紙の購読者は金融関係の企業経営者、富裕層が中心となっています。そのせいか購読料も高いです。
欧州発の新聞なので、欧州から見た金融、経済、世界情勢の記事が多いです。
英語の勉強以外に、世界の富裕層が読んでいる新聞ということで、情報収集を目的とした活用ができる人にはおすすめの新聞になります。
おすすめ⑤ The Japan Times Alpha
日本で起きている出来事を素材に、じっくり英語を学びたい人向け
海外のメジャーな新聞紙はやっぱり難しい。そんな人へのおすすめが、日本のニュースを英語で発信しているThe Japan Times Alphaです。
こちらはThe Japan Timesの週刊誌バージョンです。英語の分かりやすさという点で圧倒的に読みやすいです。語彙力レベルは5,000語以上、英検2級、TOEIC 600点以上の中級者を対象読者としているからです。
まず分量ですが全体で8,000ワード、1記事では200ワードです。しかも記事には日本語訳が付いていますから、分からない文章もすぐに意味を確認できます。
発行頻度は一週間に一回。ですから普段は仕事が忙しく、新聞を読んでいる時間がない人でも週末や帰宅後にじっくりと読むことができます。時間をかけて読解力の基礎を養いたい人は、まず同紙から入るのがおすすめです。自分の英語力が上がってきて、少しレベルをあげたいなと思ったら、そのときに他新聞への切り替えを検討しましょう。
まとめ(英語力強化におすすめの英字新聞5選)
今回の「【2022年版】現役ビジネスマンが選ぶ、英語力強化におすすめの英字新聞5選」をまとめます。
おすすめの新聞5選(比較表)
出典:各社HPより、筆者作成
ポイント
- Wall Street Journal:企業、経済動向など、ビジネスに関する情報を英語で収集したいビジネスマン向け
- New York Times :米国内で起きている幅広いジャンルのニュースを学びたい英語上級者向け
- Washington Post:複雑な米国の政治動向を英語で学びたい人向け
- Financial Times:欧州の視点からみた経済動向を英語で学びたい人向け
- The Japan Times Alpha:日本で起きている出来事を素材に、じっくり英語を学びたい人向け
最終的には自分の読みたいジャンルと英語力のバランスを考えて選ぶのが、英字新聞を継続的に読み続ける上で大切です。まずは自分が読みたい分野の新聞を購読してみましょう。購読してみて、自分には合わないと思ったら解約すれば良いだけです。
英字新聞の活用、是非チャレンジしてみてください!